キャロットクラブHP上で報告があり、 愛馬スペクトロライトが引退することになりました。 調整の過程で脚部不安が再発したとのことで、 これはもう、仕方のない状況でしょう。 秋競馬での復帰を目指して調整を進め、 状態も上向いてきたかナと言うところだったんですよね。 厩舎側でも具体的なお話を検討していたそうですし、 いよいよここから、と言う段階だった模様。 ボク自身も先日のパーティーで堀先生を直撃して、 復帰への意気込みを伺っていましたからねぇ。 もう1度くらいは競馬場で姿を見られると思っていたので、 ちょっと残念な気はしています。 まぁ、それでも、昨年来の動向を振り返れば、 遅かれ早かれこうした結果になるのも自然なことでしょう。 スペクトロライトはとにかく「上品な馬」と言う印象でした。 馬体のラインもそうですし、 顔の表情や漂っている雰囲気も気品があったんですよね。 まさに「姫さま」を思い起こさせる馬だったと思います。 父ディープインパクト×母父アカテナンゴと言う血統で、 これは重賞2勝馬ワールドエースと同じ配合。 募集時には「牝馬クラシックが大目標」とのコメントがあり、 しかも母系は奥の深いドイツ血統ですからねぇ。 芝の中長距離を主戦場に、 活躍してくれるだろうと妄想するのも当然でしょう。 激戦となった抽選を潜り抜けて愛馬にできた時には、 とてもうれしかったことを覚えています。 しかしながらスペクトロライトは、 心身ともに難しさを持った馬でした。 デビュー前はスクミに悩まされ、 デビュー後はレースに気が向かない・・・。 放牧で状態が上向いても、 トレセンに戻ってきただけで下降してしまう・・・。 精神面での繊細さが体調に現れてしまう、 と言うのが堀先生の見解。 間隔を空けながらレースを使ってきましたが、 思ったような結果は出ませんでした。 最終的には脚部不安にまで至って長期休養に入り、 一時は良化を見せていたものの復帰は叶いませんでした。 そうした中でもダート中距離戦線で2勝してくれたのは、 やはり能力が高かったゆえだと思っています。 初勝利は競争能力の高さを感じさせ、 2勝目は旺盛な勝負根性を見せつけてのモノ。 そしてその2勝目を挙げた東京D1,600m戦が、 この馬のベストレースではないでしょうか。 最後の直線で100m近くも3頭での追い比べとなり、 スペクトロライトは狭い真ん中をこじ開ける形で勝ちきりました。 心身が噛み合えばそんな力強い走りができるのに、 以後、そうしたシーンを見ることはありませんでしたね・・・。 また生涯で芝を走ったのはデビューからの2戦だけで、 あとの10戦は全てダート中距離でのキャリア。 当初の目論見からは大きくズレてしまいましたが、 まぁ、これも体質の弱さが招いたことだったのかも。 実はスペクトロライトの全妹がすでにデビューしており、 芝1,600m〜1,800mを使われています。 しかしながら勝ち上がりに苦労しており、 成績だけを見れば何となく全姉と似た印象・・・。 もしかしたら母バランセラの産駒は、 日本競馬との相性がイマイチなのかもしれません。 もっとがんばれたはず・・・ 競走馬としてのスペクトロライトを評価すると、 どうしてもそんな気持ちが残ります。 まぁ、でも、牝馬で2勝してくれたわけですから、 リッパな成績ではあるんですけどね。 ボクの愛馬初のディープインパクト産駒として、 十分に楽しませてくれたと思います。 本当にお疲れさまでした。 |
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ゆう 2015/08/09 22:14 |
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